1. はじめに
自己紹介と「反応しない練習」を選んだ理由
私は10年以上公立中学校の教師として働いています。教師の人もそうでない人も日頃ストレスに晒されていませんか??
- 期限を守らない部下
- 意見を聞いてくれない上司
- 適当に仕事をしていまう同僚
そんな方にオススメが草薙龍瞬著「反応しない練習」私は書かれた内容をを実践することで、ストレスが減り心が軽くなりました。
2. 本の内容と学び
ストレスの原因は「妄想」
日頃働いていてついつい、同僚や上司にイライラしてしまうことはありませんか?
そのイライラの原因は「妄想」と書かれています。
では、「妄想」とはどういった状態なのか
妄想ーこれは、想像したり、考えたり、思い出したりすると、頭のなかでぼんやりと何かを考えている状態です。「あれこれと、つい余計なことを考えてしまう」「落ち着いて物事に取り組めない」よいう悩みの理由は、「妄想」にあります。
つまり、私達は日頃何気なくしている考え事「妄想」にとらわれ、それがイライラの原因となっています。私の実体験だと
- なぜ資料作成期限を守らないのだろう(妄想)
- 私の知らないところでもっと優先すべきことができた。かもしれない。
- なぜ上司は私の意見を採用してくれないのだろう(妄想)
- 実は採用するかどうか検討中でまだ答えが出ていない。かもしれない。
- なぜ同僚は適当に仕事をしているのだろう(妄想)
- もっと精度の高い方法を知らないだけで故意に手を抜いているわけではない。かもしれない
といったように、私自身イライラしているときに考えていることは「本当に起きた現実」からイライラしているのではなく、自分の考えがどんどん進み勝手に決めつけた「妄想」だった気が付きました。
妄想しないためには「判断をしない」
私が本書の内容を実践して一番効果を感じたことは「判断をしない」ということです
判断とは??
本書でいう「判断」とは「勝手な思い込み」や「決めつけ」のことです
- どうせ自分なんて(自虐)
- 失敗した 最悪 ついていない(失望落胆)
- うまくいかないのでは(不安 尻込み)
- あの人は嫌い(人物評)
これらは全て「判断」です。
勝手な思い込みや決めつけが、妄想のきっかけになっています。
判断をしないためには
判断をしないための方法として紹介されている中で私が一番効果を実感したことは「あ、判断をした」自分が判断をしてしまっていることに気づくことです。
- なぜ資料作成期限を守らないんだ
- あ、判断をした
- そもそも今日が提出期限だったが提出時間までは指定していなかった
- もしかしたら他に優先すべきことが新たに発生したのかもしれない
といったように、判断したことに気づくことで、自分のイライラがただの思い込みではないか。勝手に決めつけてしまっていないか。そういった不確定の要素を元に勝手に妄想が膨らんでイライラしているということに気がつくきっかけとなります。
実践を通して感じたこと
この方法を実践することで仕事でのイライラが減りました。特に、「自分は勝手な思い込みでイライラしている」ということに気づけたことが大きいです。「書類がまだ提出されていない」ということから、勝手に思い込みが始まり、どうして期限を守らないんだ。なぜ一生懸命仕事をしないんだ。そんな人はきっとこれからも遅れる。どうやって注意すればよいか。などなど、勝手に妄想が膨らみ、勝手にイライラを募らせていました。本当は書類は完成して、報告を忘れているだけなのに。
今回、私が同時期に行っていた「自分の今考えていることをノートに書く」ということとの相乗効果も感じました。ただただそのとき頭に浮かんだことをノートに書くことは、自分の感情を客観的に知る機会となり、この経験が、日頃「あ、判断した」と気がつきやすくする効果があったように思えます。
現在も、勝手に判断し妄想をしていないか自分の感情と向き合っていますがまだ、習慣化はされていません。長い期間続けること。ふと自分を客観視する少しの心の余裕がないと難しいのかなと感じていますが、ストレスを減らす効果が絶大なので今後も続けていこうと思っています。
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